南海トラフ地震に備えて・・・掛川、袋井 いろはいえ
2023.03.11
writer
明工建設株式会社
12年前のことは忘れられません。
日本中が悲しみに震えた12年前。
直接的な被災者は当然ながら、私も被災した人の一人でした。
とは言っても当時は静岡に住んでいましたし、直接に被災したことはありませんでした。
なので、被災したなんてことを言ったら、怒られてしまうかもしれません・・・・
私が住んでいる町には原発があります。
その原発は電気を作っていましたが、同時に町の人々の暮らしも作っていました。
その『原子の灯』とも言われた灯が、当時の総理大臣の一声で消えました。
それこそ全国一斉に消えました。
御前崎に何十年もあったその灯は、地域住民の灯として根付いており、その灯が無くなった町は色々な場所に影を差すようになります。
住宅業界もその一つで、その年に住宅を着工する人はそれまでの年に比べ大幅に減少します。
当時の私は小さいながら工務店の経営を行っており、それまでは紆余曲折ありましたが順調でした。
しかし、地元密着であったことが災いし、灯が消えた影響を大きく受け、その年に大きな借金を背負い、職を失います。
多くの従業員も合わせて職を失うことになりました。
それから数年は町の至るところでそんな話を聞くようになります。
町の誰もが知っている大型スーパーも、地元で100年以上ある会社やお店が・・・・
今度はあそこが次はここか・・・
それまで皆が造り上げてきた笑顔と繋がりと共に町から消えていきました。
それでも被災者の方を見ていたら、生きているだけまし。
そう思って頑張っていましたが、ふとしたタイミングでとてもやるせない気持ちになります。
本当の被災者の方々には、申し訳なく面と向かって言うことは出来ないですが、私もそういった被災者の一人です。
亡くなった方やそのご家族の方の少しの慰めにもならないかもしれませんが、ここ御前崎からもご冥福をお祈りさせて頂きます。
南海トラフを第2、第3の震災にしてはならない
そんな私が思うことは、新しく第2第3の被災者をつくらないこと。
それに私が最大限貢献できるのが住宅づくりです。
しかもただの住宅ではなく、災害に対応した家。
地震に強いのは当り前で、強いだけではなく、しなやかさも備えた住宅。
電気ガスのライフラインが止まっても、近隣に火災が起きても、働く場がなくなったとしても・・・
どういった状況であっても強く生きていける家。
そんな家を提供しています。
ライフラインは電気を家で造り、溜めて置けることで対応します。
火災は、炎症をしづらい素材や、間取りなどで対応します。
働く場がなくなった場合は、少ない住宅ローンで対応出来る高額過ぎない家づくりや、しっかりと貯蓄が出来る資金計画で対応します。
他にももっともっとあるでしょうが、これから来ると言われている南海トラフ地震、東海地震、その他にも台風や洪水など様々な災害に対応できる家造りをしていきます。
あの日被害に遭われた方々の傷みを無駄にしないように、それが私たちの使命であると思います。
これからの人生は皆さんと笑いながら、まぶしい程明るい未来を歩いていけますように・・・・
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