基礎工事が短縮されることが良い？ #店長流

矛盾を言っていることに気が付かないのだろうか？

先日、とある業者さんとお話をしている時に、こんな提案がありました。

『店長さん。基礎工事ってとても大事ですよね？だから基礎工事は手を抜きたくないと思います。しかし、この工法を使えば基礎の工事が短縮出来て、工賃の削減にもなりますよ。物価高騰で上がった費用を少しでも回収したいですよね？』

提案の内容は新しい工法の提案で、確かに良く出来たやり方だなーって思って聞いていました。

しかし、一番最初に言われたことがさっきの言葉で、それがずっと引っかかってしまい、導入には至りませんでした。

私が感じた違和感

皆さんはさっきの言葉に違和感を感じませんか？

基礎工事は大事です、手を抜きたくないです。

でも工事の短縮が出来て、工賃の削減をすることは良いことですよ的な話です。

確かに、どんどん材料費が値上がりをしているので、１円でも工事単価を下げたいのは本心です。

でも、基礎工事って本当に大事な工事です。

なので、当社は少なくても一般的な大きさだったら３週間程度は期間をもって基礎を作ります。

実は、もっと短縮しようとすればもっともっと早くすることは可能です。

でもやりません。

それは品質の低下に結びつくことを理解しているからです。

そんな品質の低下をコスト削減ためにやりたくありません。

だから品質が下がらない今までとは違う工法で、工期を短縮するのは嬉しいことです。

しかしそれで短縮出来るなら、私は短縮出来た日程を品質を上げるように使いたいです。

それほど基礎が大事だと認識しているからです。

もし本当に基礎が大事だと認識していたら、この会話に大きな矛盾を感じるはずです。

一方では基礎工事を重要と言っておきながら、一方では工期を短く安価で家を建てようと言っています。

私は安価で短工期の家の品質が高くなるとは思えません。

もちろん、この業者さんが低品質な家を造ろうとは言っていないことは分かります。

しかし、これは気持ちや理念の問題で、良い品質が最も最優先すべきだと言う私の理念とは異なったとだけだと思います。

でも当社の建物は社長の理念一貫して、良品質は当り前でそれ以上の提供を少しでもしていこう！と言っています。

なんだか、文章が支離滅裂になってしまいましたが、そんなことを思ったので記事にしてみました。

皆さんはこの記事を読んでどう感じたでしょうか？

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