日本の家が藤浪選手みたい・・・#店長流
2023.05.14
writer
明工建設株式会社
目次
時代を的確にとらえている方でした
昨日住宅の話をお客様としていると、こんな話題になりました。
『今の住宅ってなんだか藤浪選手みたいだよね』
あぁ確かにと私は思いました。
ちなみに知らない方も多いと思うので、藤浪選手の説明です。
藤浪選手は日本のプロ野球選手で、今年からメジャーリーグの球団に所属している、所謂メジャーリーガーです。
同じくメジャーリーグで大活躍の大谷選手と同級生で、高校時代は大谷選手よりも上とまで評価されたピッチャーです。
そんな凄い才能を持つ彼ですが、今期の成績はピリッとしません。
成績だけで見たら、落第点・・・なんてことを言われてもおかしくない数字です。
しかし、野球経験者が見たら誰もが凄いと言う投球が出来、球の速さや変化球の凄さだけで見たら、大谷選手にも引けをとりません。
そんな藤浪選手と今の住宅。
私もお客様もとても似ていると思っていたのです。
どんなところが似ているの?
その似ているポイントはどこなのと言うと、
『藤浪選手も今の住宅も、性能は抜群に良いのに、なんだかピリッとしないところ』
こんなところが似ていると思います。
藤浪選手は本当に凄い選手で家に置き換えると、『凄い性能』な選手なので今後の活躍に期待ですが、今の成績だけを見ると正直落第点です。
才能や力を考えればもっともっと成績が良くなければいけないとまで言える選手です。
今の住宅も断熱性や気密性など本当に凄い性能を有しています。
しかし、実際の光熱費やメンテナンス費用などを見ると、昔とそんなに変わっていません。
性能差だけを見たらもっともっと変わっていなければおかしいのに、多少良くなった程度。
これも性能からしてみたらピリッとしない成績だと言えます。
こんなところが似ていると言っていた原因になります。
ではなぜそんなことになっているのか?
ではなぜそんなことになっているのでしょうか?
藤浪選手の場合、私は専門家ではないので本当の原因は分かりませんが、素人の意見で言ってみるならば、怖がっているのかな?って思っています。
彼は高校時代、それ以前からもすごい選手で日本だけではなく、海外からも注目されていた選手です。
そして彼もその期待に応えて成長してきた選手です。
だから、打たれるのが怖いのかなって思います。
多分無意識でのことでしょうが、打たれたら今まで築いた物が無くなってしまうのが怖いのではないでしょうか?
プロなので打たれてはいけないのですが、彼くらい凄い球なら打たれても、重症になることは少ないはず。
だからもっと思い切った投球が出来れば、彼はまた輝けるんだと、個人的に思っています。
さて、次は住宅の場合です。
住宅も高性能な建物が多く、もっといい成績(光熱費削減)などが出来るはずです。
しかし、実際にはそれが叶っていません。
それはなぜなのでしょうか?
答えは簡単です。
家の進化に人の進化が追い付いていない
その答えは『家の進化に人の進化がついていけていないから』なんです。
例えば家に帰ってきたら部屋がとても暑かった。
とりあえず窓を開けて熱気を逃がそう・・・
このような思考の人は、今の高断熱住宅には住まない方が良いです。
むしろ光熱費が上がる生活スタイルになるので、出来るだけ断熱性の低い住宅を買うことをおススメします。
次に今度は冬場。
高齢の親の健康が気になるので、高断熱の家にした2世帯家族。
もしかしたら、親御さんの寿命を減らしているのはあなたかもしれません。
冬場暖房費がもったいないから人がいるLDKのみに暖房をしている。
そこにいた親御さんは、お風呂のために暖かいLDKから寒い洗面所にいくと、その温度差で血圧が一気に上がる。
また、寒い寒いといって急いでお風呂に浸かると一気に血圧が下がる。
お医者さんの言葉を借りると、血圧のジェットコースターなんて言われるみたいですが、そんな体に悪影響なことを毎日行うことになります。
なので、そういった家族は親御さんの為にも、むしろ断熱性の低い家を買うことをおススメします。
なぜこういった方には高断熱の家がダメなのか?
ではなぜこういった方には高断熱の家がダメなのでしょうか?
先ほどの事例で言うと、夏場に暑いからとまどを開ける。
外気を直接取り込むので、断熱性なんてまったく意味がありません。
また、断熱性が高い家は、室温が上がった場合断熱性が高いので、温度が中々下がりません。
この状況が長く続くと、室内の空気だけでなく、家具や家電、壁に床に天井までが、熱を貯めはじめます。
また、溜まった熱は逃げない(高断熱だから)ので断熱性が低い家よりも温度が上がっていくこともありえます。
そうなると、いくら冷房をしても、空気だけでなく、高温になった家具なども冷やさないといけないので、中々冷えません。
冷え切ったら涼しいかもしれませんが、その間に使う光熱費は凄い金額でしょう。
なので、もしこういった家を買った場合は、窓を開ける生活スタイルを一新する必要があります。
夏は部屋が暑くなるから、そうならないように、昼間は人がいなくても冷房をつけておく。
冷房は高い温度から低い温度にするときに大きなエネルギーを使い、一度冷え切ってしまったあとは、そんなにエネルギーを使うことなく運転出来ます。
また、家具なども室温が低い朝方から冷房をすれば、そんなに冷やさなくても温度が下がっていきます。
そういった生活スタイルに変えられるなら、高断熱の家は住み心地も良いし、光熱費も少なくすることが出来ます。
冬は本当に人が死ぬ家に・・・
高断熱の家は冬場洗面所やお風呂がとても寒くなることで知られています。
元々明るい南側などはLDKや部屋に充てたいために、洗面所やお風呂は寒くなりがちな、北側などに設置されます。
そのような間取りと高断熱な性能のおかげで、冬場は自然にはまったく暖まらない洗面所になります。
これは低断熱の家でも一緒かもしれませんが、低断熱だとLDKもそんなに暖かくないので、その温度差が解消される・・・
そんな皮肉な実情があります。
問題の解決は洗面所やお風呂も暖房を入れることで解決をします。
しかし、それが感覚的にもったいないと感じる人が多くいます。
これは高断熱住宅に限った話ではないですが、家中どこでも暖めることに違和感がある人はまだ多い。
そういった人達が高断熱の家に住むことは危険であるとも言えます。
なぜなら高断熱=暖かいと勘違いをして暖房計画を軽視しがちだからです。
夏場は最悪窓を開け広げ、扇風機でもガンガン回せば、快適には程遠いでしょうが何とかなります。
しかし、冬にそういった対応をしていると本当に人が死んでしまうような環境になりますので、しっかりとした計画が必要です。
スタイルの変化が出来る人はぜひ高断熱住宅へ
こういった背景があり、日本の高断熱住宅はなんだかピリッとしないと感じています。
藤浪選手のように、大胆に環境を変えることが出来れば、しっかりと機能するのですが、住宅の場合は長年の経験などが邪魔してそう簡単には出来なさそうです。
今後はそういったしっかりとした知識の元に、しっかりとした高断熱の住宅の使い方をする人が多くなります。
そうなるとようやく使い方などが浸透していくので、そこまではピリッとしない期間なのかなって思っています。
早くてもあと数年はそんな状況ではないでしょうか・・・・
さて、今回は藤浪選手を引き合いに、高断熱の家の間違った使い方をご紹介してきました。
これまでの家とこれからの家。
まったく違った物だと意識できるようになって頂ければと思います。
ではまた!
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