子供が賢くなる家は間取りは関係ない！　#店長流

『子供が賢くなる間取りがある』と聞いたことありませんか？

家を建てる方の多くが子育て世代で、子供の教育には皆さん苦心されているみたいです。

そんな心を見据えてか、『子供が賢くなる間取り』なるものを売りにしている会社さんがあるのだとか・・・

と言っている当社も実はその一社なのですが（笑）

でもこれって本当に間取りだけで子供が賢くなるなんて思ってはいませんか？

実はもう少し深い理解が必要なんです・・・・

今日はそんな子供の教育と住宅についての話をしていきます。

読み進めると、耳に痛いことが多いと思いますので、そんなことを聞きたくない方はここでブラウザバックを推奨します。

結論から言うと間取りは関係ない

もう最初に結論から言ってしまいます。

子供が賢くなるのには、家の間取りは実は関係ありません＾＾；

どんな間取りにしてもしなくても、勉強をする子はするし、しない子はしません。

少し前に図書館で読んだ本で、内容は『教育心理学』の本にも書いてありました。

様々な検証や実証をした結果、家の間取り等では子供の学習意欲に差が出ないと言っています。

なので、先ほども結論を言いましたが、家の間取りでは子供を賢くすることは出来ないのです・・・・

実際に賢く育った子には共通点がある

さて、話は少し変わって実際に賢く育った子、一般的には東大や京大なんかに合格した子を差しますが、そういった子には共通点があると言います。

それは家での勉強の多くを、リビングやダイニングなど、家族が多くいる場所で行っていたと言う共通点です。

これはテレビ番組なんかでも言われていたので、聞いたことがある方も多いと思います。

全ての東大生、京大生がそうだとは言えませんが、かなりの子がそういった環境にあったと言います。

従来、勉強は集中できた方が良いので、雑音や雑念が入らないような個室や、図書館などで行うのが良いとされていました。

ですので、この事実はかなり驚愕を持って受け止められたと思います。

また、そういった環境でなくても、勉強中に音楽を聴きながらとか、ラジオを聴きながらやっていたって子もかなりの人数がいるようで、今までの通説は全く持って間違いであったという結果になっています。

その事実だけをピックアップしたのが『子供が賢くなる間取り』

そして、その事実だけをピックアップして出来上がったのが、今回取り上げている『子供が賢くなる間取り』なんです。

リビングやダイニングで勉強をすれば賢くなるらしい・・・

じゃあ、ダイニングやリビングにｽﾀﾃﾞｨｰｺｰﾅｰを設ければ、子供が賢くなるとアピールできるだろう！

よし！そんな間取りを作るぞ！！！

そんな裏話があったかどうかは分かりませんが、このような流れで子供の勉強場所がリビングやダイニングに増えてきており、それが『子供が賢くなる間取り』だと言うことです。

そして、この考え方に基づいた間取りが、今回まったく意味が無いと言っている間取りなんです＾＾；

そもそもｽﾀﾃﾞｨｰｺｰﾅｰがあるから勉強をするのではない

まずそもそも論ですが、子供はスタディーコーナーがあるから勉強をするのではありません。

勉強をしたいから、勉強をしなくてはいけないから勉強をするのであって、その場所にスタディーコーナーが都合が良いだけなんです。

『リビングに行こう。あ！スタディーコーナーがあった！じゃあ勉強しよう！』

なんてゲームのキャラクターみたいなテンプレートな動きを子供がするわけがないんです＾＾；

スタディーコーナーをみたら、勉強をしなくはいけないと言った効果はあるかもしれません。

でも、スタディーコーナーがあるかと言って勉強をしたいとはならないんです。

これでは決して子供は賢くなりません。

そもそもなぜ子供は勉強をしないのか？

話はまた少し変わります。

そもそも子供はなぜ勉強をしないと思いますか？

・・・・・

・・・・・

・・・・・

その答えは『楽しくない』からです。

子供は良く集中力が続かず、すぐに飽きて他のことをするとか言われますが、楽しいことであったら別です。

うちの子もゲームや趣味のことであれば、朝から晩まで他のことをせずにずっとやっていられます。

下手すればご飯もそこそこに続けています。

皆さんのお子さんもそうではありませんか？

その反面楽しくないことでは集中力は下手すれば数分も持ちません。

これを見て、多くの大人が子供は集中力がないんだと言う側面もあると思います。

ではこれがリビングにスタディーコーナーがあれば、『楽しくない』が『楽しい』に変わるのでしょうか？

答えはNO

楽しくない物はどこでやっても楽しくないんです。

つまり、子供に勉強をさせたかったら勉強を『楽しい』ことにするしかないんです。

ちょっと長くなってしまったので今回は以上です。

次回はどうしたら、『楽しくない』が『楽しい』になるのか？

なぜ明工建設はそれでもLDKにスタディーコーナーを作るのか？

そういった説明をしていきたいと思います。

新しい記事が出来たら、この下にリンクを貼っておきますので、そちらも合わせてご覧ください。

https://irohaie-meiko.com/column/843/

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