太陽光発電だけでは損をします　#店長流

昨今の光熱費高騰の影響もあり、太陽光発電がとても人気になっています。

１，２年前には完全に太陽光発電は絶対に採用するな！と動画を上げていた会社ですら、売り出している状況です。

そんな状況なので、知識が乏しい営業さんや工事をしたことが無い工事店さんも多く、そういった方々から間違った情報が伝えられています。

今回はそんな間違った情報の一つを訂正していこうと思います。

■太陽光発電は基本儲からない

まず多くの知識のない方が言っている間違いがこちら。

『太陽光発電は儲かります』

これは完全に嘘です。

固定買取が高かった１０年前くらいなら儲かることが出来ましたが、今の買取額ではどう計算しても元を取ることすら出来ない状況になります。

そういった会話をすると、昼間の高い電気を買わない分の経済効果がある。

その分を足せば十分儲かる計算になる。

と言われますが、一般的な子育て家族だと、日中の消費電力は夜の消費電力に比べかなり少なく、作った電気のほとんどを売ることになります。

そうすれば、結局は安くなった買取額での売電の割合が強くなるので、結果儲かりづらくなります。

計算上、全ての電気を昼間に集中すれば良いのですが、そんな生活が出来るかどうか・・・

購入費に加え、保全費や交換費用などを含めていくとよりマイナスに近い数字になっていく。

それが太陽光発電の実際の効果です。

■ではなぜ明工建設は勧めているの？

こんなことを言っていますが、実は当社のお客様の90％以上が太陽光発電を設置しています。

そして、その効果に満足して頂いています。

これだけ言うと、さっき言った話と違うじゃないか！

と言われそうですが、これには話の続きがあります。

その続きとは、太陽光発電を設置する家庭には蓄電池も合わせて設置をしてもらっていることです。

太陽光発電と蓄電池を合わせることで、かなりの効果が得られるんです！！！

■作った電気は売ったらダメ！

先ほど言ったように太陽光発電の売電額は年々下がってきて今年は1ｋｗ/ｈ当たり16円になっています。

この金額はかなりの安価で、高かった頃が1ｋｗ/ｈ当たり50円程度あったので、約1/3程度になってしまいました。

また、それに反比例して電気代は上がっています。

特に今年の１月は多くの人が言っているように、すさまじい値になりました。

ここ中部電力管内でオール電化プランを採用の方は、昼間１ｋｗ/ｈ使うと約38円、夜は約28.5円、深夜は安く約16.3円が基本の金額です。

しかし、１月は燃料調整費と言ってこの基本額に12.5円が足されました。

なので昼間は1ｋｗ/ｈで50円、夜は40円、安い深夜でも約30円です。

こんなに高い電気を買わざるを得なかった方々が、かなりの電気代になってしまったことが今回の電気代高騰のからくりです。

そこで、こういった考えが生まれてきます。

太陽光発電で作った電気を使えば、１ｋｗ/ｈ50円もする電気がただで使えます。

しかし売ることが出来なくなるので、1ｋｗ/ｈ当たり16円の利益は無くなります。

この計算は小学生でもわかると思いますが、電気を売るよりも買わない方が、昼間で言えば、約30円儲かるって話になるんです＾＾

特にこれからは安いと言われた深夜ですら、売電額よりも高いのですから、作った電気は売らなければ売らない程、利益になるんですね。

そこで活躍するのが『蓄電池』なんです。

■蓄電池に貯めれば、電気を買わずに済む

蓄電池は電気を貯めることが出来る設備です。

これは簡単な理論ですが、通常余った電気は売ってしまいますが、この蓄電池に貯めれば、昼も夜も電気を買わない生活が可能になります。

しかし、蓄電池の容量が少なくては意味がありません。

使う分よりも多く貯められなければ結局は買うことになるのですから。

ここまでやってやっと太陽光発電の効果が出てくることになるのですが、ここまでの説明と設備を用意出来る会社の少なさと言ったら・・・・

もし、今検討している会社で太陽光と蓄電池を採用している方がいたら、担当さんにこう聞いて下さい。

『この太陽光と蓄電池って、自分達の生活分の電気を作ったり貯めたり出来ますか？しっかりとその根拠を数字で表して説明してください』

当社は当然全営業全てが出来ますが、他社様ではどのくらいの方が出来るかどうか・・・

でも説明出来ないことを責めることは出来ません。

だって、これまでやってこなかったことだからしょうがないことです。

たまたま当社が説明出来るのは、昔からしっかりと取り組んできた実績があるだけなんです。

■まとめ

今後も高騰すると言われている光熱費。

それに合わせて増えていく太陽光パネル。

時代に合った変化でしょうが、それに合わせてUPデートしていけている会社ばかりではありません。

これから建築を希望する方は、そういったことも考えなくてはいけないことを覚えておいてくださいね＾＾